ジェットブラック(ハルーワソングの11) デビュー戦


キャロットクラブ出資愛馬第19号は、友道康夫厩舎狙いの馬。


2012年度募集馬の中ではシーザリオの11が一番よく見えたが、母馬優先権もなく落選必至の為に確実に最優先で獲れる牡馬に。

父ゼンノロブロイの種牡馬能力(仕上がり遅)や母ハルーワソングの高齢は引っかかるが、母は仔出しは大変良く、2008年産のフレールジャックは重賞ウィナー。2009年産のマーティンボロも芝2000mで勝ち上がり500万でも上位。

1年の空胎を経て産駒への期待は高まる。


そして何よりもキャロサマーパーティーで好印象だった友道康夫調教師への期待も大きい。

今年もヴィルシーナで牝馬クラシック戦線に人気の中心だった。


高額なので金額分の回収は難しいだろうが、芝の中距離を走れる馬として期待している。

ハルーワソングの11を徹底分析。

また、購入に至った経緯を掲載。

競走馬名がジェットブラック(Jet Black(英語) 「漆黒」の意。本馬の毛色より連想)になりました。

POG本での評価を掲載。

左前球節に疲れが溜まりやすく頓挫の繰り返しでデビューは遅くなりそう。

半妹のハルーワソングの12も購入。どちらも活躍して欲しいぞ。

9月19日に栗東トレセンに入厩しました。

9月26日にJRA競走馬登録されました。

10月4日にゲート試験に合格しました。


11月3日 京都5R 2歳新馬 芝1800m 混合に出走!!

6着/2番人気。

スタートも良く先行力もあり、絶好位で進めるも追われてからの伸びがサッパリ。この伸びのなさには陣営も案外と厳しい評価だが、馬体も良く16頭立ての6着と決して緒戦としては悪くない。

また、元々晩生のゼンノロブロイ産駒で、2歳戦からはというよりもじっくりと進めて行きたいタイプと早くから評されていたように、まだ未完成のこれからの馬。早期にデビューできて、これだけ走れた事だけでも満足したい。


レース回顧と時計の分析、レース後の藤岡康太騎手と友道康夫調教師のコメントを掲載。


写真多数付、現地観戦レポート。

(2013年11月14日完結)

2012年11月13日立ち上げ

●ハルーワソングの11を購入

 昨年(2011年)は補償廃止元年(購入馬が未勝利で引退したときの補償制度)ということで出資を手控えていた(2010年産はキャロットではグランデアモーレとフロアクラフトの2頭のみ、友駿でデスティニーシチー1頭)私ですが、今年はもう少し手を伸ばしてみようと考えていました。

 しかし、2009年産キャロ愛馬は5頭購入し4頭が勝ち上がり、2010年産キャロ愛馬もすでにグランデアモーレが新馬戦を勝ち上がっていましたから、そんなにたくさんの底入れをする必要もなく、3頭前後で考えていました。


 そしていろいろと募集馬分析の結果、以下の結論に達しました。(2012年9月 当サイト内 2012年度キャロットクラブ募集馬を分析するより)

12 リッチダンサーの11

 兄ホーカーテンペストはデビュー前から素晴らしい馬体の持ち主と言われ、大注目の1頭だった。実際ここまで順調に2勝を上げ1000万クラスでも上位の成績で突破は時間の問題。

 その1つ下のフロアクラフトは私の所持馬。まだデビューしていないが、牧場では大物感のあるコメントが多く、走りそうな雰囲気。当然この馬にも大きく注目している。

 価格は1口45000円と姉フロアクラフトと同じ金額。姉でさえ割安感があるのに同じ金額とは是非欲しい1頭。ただし関東所属になってしまった。関西なら最優先枠もありうるくらいの馬だが、関東所属ということで残念ながら私としては割引。


 以降はカタログ到着後

 関東で残念と言っていたらななんと藤沢和雄先生!!愛馬アフロディーテでも満足だった先生のところなら関東でも是非欲しい。しかも金額も安い。

 リッチダンサーの子はかなり走ると私は思うし、5月生まれで懸念された馬体重も473キロと十分。

 馬体も薄い皮膚に筋肉質の体。クビの太さや角度も満足。繋ぎの長さや角度もちょうど良く、これも走りそうな雰囲気。

 これは買う。問題は最優先枠でないとどのくらいの確率になるか。場合によっては最優先枠の使用もありうる。

52 ハルーワソングの11

 代表産駒は重賞勝ちの兄フレールジャック。非常に仔出しが良く、母は屑の出ない優良牝馬。預託厩舎はおそらく友道康夫厩舎。牡馬だし高いんでしょうね。父ロブロイがどうかですが・・・。

 1口9万円は微妙だが、母の仔出しを考えると買えない馬ではない。注目の1頭。


 以降はカタログ到着後

 馬体重も442キロとなかなかいい数字。母の15歳の時の子ということでそろそろどうかと思うが、08年産が重賞勝ち、09年産も勝ち上がりと未だに仔出しは悪くない。

 預託予定の友道康夫厩舎は私が是非1度愛馬を持ちたいと思っていた厩舎で、1口9万円で牡馬なら欲しい。

 馬体は毛づやがイマイチで格段の威圧感もないがクビ差しの角度は良く、背中の感じも走る馬のもの。父のロブロイが心配だが最優先枠を使ってもと思うほどの1頭。

61 クルソラの11

 2番子のクローチェは私ほっさんが最優先希望馬枠を使おうかと迷った2頭の内の1頭。結局別の馬に行き落選。クローチェは貫禄の走りを見せ1つ勝ち、500万クラス突破も時間の問題。

 当然本馬も注目。

 金額も牡馬で1口75000円は買い。父のネオユニも仕上がりが早いし牡馬は実績があるしでこれは超買いたい1頭。


 以降はカタログ到着後

 468キロと馬格はある。前がかなり発達していて力強さを感じる。ただ、毛づやがイマイチでクビも細い。松永幹夫厩舎もかなりいい馬を預けられていながら、案外結果を残せていない。馬房の回転も下手。

 悩む馬。

83 フェリークの11

 母は芝1600mの未勝利戦を勝ち上がったが、その後は壁に当たり引退。キャロットクラブ所属でサンデーサイレンス産駒・橋口弘次郎厩舎預託の期待馬だった。

 初仔で私の愛馬のハルシュタットは牝馬ながら初戦から牡馬相手に3着3着と冬毛が出ているにもかかわらず素質を見せ、3戦目に福島ダート1150mで圧勝し現役。どこまで活躍できるかわからないが、まずまずの能力は感じる。

 その2番仔が本馬。父がファスリエフからサクラバクシンオーに替わり、そちらもスピードが期待できる。距離は持ちそうにないが、早い段階で1つは勝ってくれるだろう。安価なら買いたい。

 ・・・と書いていたら
やはり1口3万円と手頃価格。これは買いたい。


 以降はカタログ到着後

 3月生まれで馬体重が437キロとギリギリ。キ甲が抜けており、もうこれ以上成長しない可能性も高い。そこは要注意。馬体は筋量が素晴らしいし背中のラインも走る雰囲気。クビ差しの角度からやはり距離は持たない印象。1200mが主戦場になるだろう。繋ぎが高く短く故障が心配でダート馬になりそう。

 もうダートの短距離馬という感じだが、それでも母や父のスピードは魅力。西園正都厩舎は使い出しが早く非常に成績優秀な厩舎。また短距離戦は抜群に強い。

 価格も安いし、早期に1つ勝てそうなので是非欲しい。ただ、最優先枠を使うほどでもないが、どのくらいの売れ行きだろうか。

以下 最終確定より

最優先枠候補

 1位 68 シーザリオの11 最優先枠使用でも当選確率45パーセント程度と低いので
 2位 12 リッチダンサーの11 一般枠でも68パーセント程度の当選確率であり一般枠で応募
 3位 52 トールポピーの11 最優先枠使用でも当選確率28パーセント程度と低いので
 4位 54 ハルーワソングの11 最優先枠ならほぼ購入確定なので
 5位 55 ポトリザリスの11 最優先枠使用でも当選確率63パーセント程度と低いので

 補欠 48 ブルーメンブラットの11 最優先枠使用でも当選確率38パーセント程度と低いので
 補欠 56 シーズアンの11 馬体が好み 案外売れていないし、様子見 近況観察馬に移行
 補欠 61 クルソラの11 一長一短で悩む 一般枠は23パーセント程度の当選確率と低いが、一応一般枠でも可能性はあるので


最終決定

最優先枠 54 ハルーワソングの11 最優先枠ならほぼ購入確定なので

一般枠  12 リッチダンサーの11 一般枠でも68パーセント程度の当選確率 
         61 クルソラの11     一般枠は23パーセント程度の当選確率と低いが、一応一般枠でも可能性はあるので
          83 フェリークの11    姉ハルシュタットに相当能力を感じますし、ハルシュタットも一時募集で満口。おそらく本馬も


 という4頭でチャレンジです。正直、すぐに売り切れそうなマンハッタンの11を入れるかどうか迷いましたが、クルソラの11もリッチダンサーの11も当選してしまうし完全に予算オーバーなので、やめておきます。

 クルソラの11もリッチダンサーの11も外れて、かつマンハッタンの11が残っているのなら、第二次募集ですぐに買います。私は最優先枠は獲れると思っています。この確率で落選するようでしたら、非行に走ります(爆)。

 そして、最終的にハルーワソングの11とフェリークの11は非抽選での確定。リッチダンサーの11は運良く当選、クルソラの11は落選で計3頭所有ということになりました。

その当時の私のコメントは以下の通りです。

 ハルーワソングの11は母の年齢が引っかかっているモノの、友道康夫先生は魅力たっぷりの方ですし楽しみです。

 フェリークの11は姉に続き妹も獲得ですが、成長力もあり母が4000万円で募集されていたほどの馬ですし、正直、値段的にお得だと思います。もちろん、クラシックなんかは無縁だとわかっていますけどね。でも姉のハルシュタットも可愛くて仕方ないですし。

 リッチダンサーの11も姉のフロアクラフトに続いて連続の取得ですが、まだ出走していないものの、私はフロアクラフトに中物感(大物まではいかない)を抱いております。ある程度は走ると思いますよ。1勝ということはないでしょう。
 故に数年後に振り返ってみたらリッチダンサーの仔出しは素晴らしいということになっていると思うのですが。兄のホーカーテンペストもそうでしたが、馬体の見栄えする良い子が出てきますもんね。

 アフロディーテ以来の藤沢和雄厩舎です。アフロディーテはレース中の事故が元で亡くなりましたが、私個人はカズオ先生の馬中心の考え方は好きですし、横山典弘騎手や北村宏司騎手といった関東で好きな騎手を乗せてくれることも嬉しいです。これもいろんな意味で楽しみです。


 そんなこんなでなかなかドラフトとしては成功だったと思っています。




 自分の中でもっとも良いと思われた馬はシーザリオの11ですが、この馬は母馬優先権(母を所持していた会員さんが優先)があり、私のように母馬を所持していなかった者には非常に当選ハードルが高く、とても購入できる気がしません。3番目に良いと思ったトールポピーの11も同様です。

 2番目に良いと思えたリッチダンサーの11は一般枠でもまずまずの確率でしたので一般枠で賭けに。

 ならば最優先枠は牡馬でかつ最優先権を行使すれば確実に買えそうなハルーワソングの11にしました。ですから、自分の中で最も魅力的な馬ではなく、確実に獲れる中で最も良いと思えた馬を購入したということになります。


 そんなこんなでハルーワソングの11を購入!!。ご一緒の保護者の皆様、よろしくお願いいたします。

●ハルーワソングの11のほっさん評価

 では、ハルーワソングの11の詳しい分析です。

 父   ゼンノロブロイ アーニングIDX 2.06 評価 A+
 母   ハルーワソング 不出走          評価 D
 母父 Nureyev(ヌレイエフ)            評価 A+
 兄弟  フレールジャック 重賞1勝        評価 A+
 生産牧場 ノーザンファーム            評価 S
 調教師 友道康夫                  評価 A−

 馬体                          評価 B+
 募集総額 3600万円 牡馬
 
 総合評価 3.03 評価 A−


 父ゼンノロブロイはアーニングIDXは2.06の「A+」と以外に高い。なんとなくディープインパクトやキングカメハメハ、ダイワメジャーといった種牡馬の活躍に対して私の中では影が薄いが、決して産駒の成績が悪いわけではない。

 3歳2月のデビュー戦を勝利。4戦目となった5月のGU青葉賞(2400m)で重賞初制覇を飾り、一躍ダービーの有力候補に躍り出た。そのダービーでは、優勝争いを演じたが、ネオユニヴァースの半馬身差2着まで。9月のGU神戸新聞杯(2000m)で重賞2勝目をマークしたが、その後は菊花賞4着、GT有馬記念3着で3歳時を終えた。4歳春もGT天皇賞・春2着、GU日経賞2着、GT宝塚記念4着など、勝てない日々が続いたが、秋シーズンを迎えて完璧に開花。GT天皇賞・秋(2000m)、GTジャパンカップ(2400m)、GT有馬記念(2500m)とビッグレースを3連勝し、2004年年度代表馬に選ばれることとなった。5歳時は英に遠征したGTインターナショナルSでエレクトロキューショニストの2着、GT天皇賞・秋でもヘヴンリーロマンスの2着している。

 初年度産駒から、オークス馬サンテミリオン、ダートGT馬マグニフィカ、芝中距離戦線のトップホースであるペルーサ、牝馬重賞戦線を沸かせているアニメントバイオ、古馬になって地力を増してきたGU馬のトレイルブレイザーなどを得て、サンデーサイレンス直仔種牡馬の新エース候補と目されるようになった。

 2012年11月9日現在、リーディングサイヤーでは13位。ただ、1頭辺りの平均獲得賞金は701万円と上位のネオユニヴァースやフジキセキ、アグネスタキオン、シンボリクリスエスなどよりも高い。すなわち産駒の数こそ少ないものの、1頭1頭はかなり稼いでいると言える。
 2010年の産駒は72頭と少ないために現在2歳リーディングサイヤーでは圏外。しかし、2011年は185頭もの産駒がおり、上位に君臨することは間違いない。2010年の種付料は350万円。2011年には500万円に上昇している(2012年も500万円)。2歳戦に弱く3歳戦に強い。やや晩成型の産駒を多く輩出する。産駒は重馬場など力の要る馬場が得意。

 私としては2歳の早期デビューを望むので、あまり好きな種牡馬とは言えないが、残してきた数字から悪い種牡馬ではなく期待したい。父同様芝の中距離を走れる産駒を期待している。



 母のハルーワソング(1996年生まれ・父Nureyev)は、米国産で不出走。正直、海外馬に疎い私としてはよくわかりませんが、父はヌレイエフですから血統はいいのでしょうね。
 仔出しは素晴らしく、初仔のハルーワスウィートは5勝、その後繁殖入りし、あの牝馬3冠全2着の超実力馬ヴィルシーナを輩出。他にもハルーワソングの産駒はラジオNIKKEI賞GV勝ちのフレールジャックなど活躍している。また母は高齢だが、13歳の時の産駒マーティンポロも芝2000mで勝ち上がり500万でも昇級初戦で勝ち馬からコンマ1秒差の3着と能力を見せている。本馬は15歳の時の仔。



 母父のNureyevは米国産のサラブレッド競走馬。2〜3歳時に仏英3戦2勝、トーマスブライアン賞GV。仏リーディングサイアー。英愛仏2歳リーディングサイアー。ノーザンダンサー直仔の大種牡馬で、瞬発力と勝負強さに特に優れている。半妹にナンバー(父Nijinsky U。日本で種牡馬として活躍したジェイドロバリーの母)、フェアリーブリッジ(父Bold Reason。欧州の大種牡馬サドラーズウェルズ、フェアリーキングの母)がいる。名前の由来は父母の名前からの連想で、バレエダンサーのルドルフ・ヌレエフから(由来を尊重するためにヌレエフの表記も少なからず見られる)。
 1978年のキーンランド2歳市場で2億7000万円でギリシャのスタブロス・ニアルコスによって買われた。2歳時は1戦1勝。それも重賞レースでの勝利(トーマスブライアン賞)。続く3歳緒戦のジェベル賞も勝ち、3戦目は2000ギニー。ここでも1着で入線したが進路妨害のため失格。その後感染症の病気にかかり引退した。
 引退後はフランスで1年間種牡馬生活を送り、その後は32億円のシンジケートを組みアメリカへ。2001年に死亡するまで欧米で数多くの名馬を輩出した。1987年、1997年フランスリーディングサイアー。
 なお、ヌレイエフは種牡馬時代に大事故を起こしたことがある。1987年5月、放牧先で牧柵を蹴ってしまい右後肢を粉砕骨折する大事故を起こした。普通なら安楽死処分になりかねない重大なケガであったが、当時の最先端医療を駆使して奇跡的に回復し、手術から7ヶ月後には牧場に戻って翌年から種牡馬復帰を果たした。
 主なBMS産駒はキングマンボ(仏2000ギニー GT)、バゴ(凱旋門賞 GT)、ジャングルポケット(ダービーGT)、ゴールドアリュール(フェブラリーS GT)、トゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯 JpnT)。2011年はフレールジャック(ラジオNIKKEI)が活躍。日本でもBMSとして超一流馬を次々と輩出しており、評価も「A+」と極めて高い。当然期待の大きいBMSである。



 兄第は重賞勝ちのフレールジャック(父ディープインバクト・2008年産・牡馬・芝中距離)や5勝のハルーワスウィート(ダート短距離)など活躍しており、勝ち上がり率の非常に高い屑の出ない血統。しかし、私ほっさんはこういった優秀な母ローザネイで最も外れの産駒を購入するなど、見る目がない><。



 生産牧場のノーザンファームは、1994年1月、社台ファーム分割により「社台ファーム早来」が「ノーザンファーム」となり誕生した。
 トップレベルの牧場として「世界に通用する強い馬づくり」を実践。社台グループの中核として、数多くの名馬を生産・育成しています。JRA生産者収得賞金は、2004年から2008年が1位。2009年〜2011年は2位(1位は社台ファーム)とまさに日本の頂点を極める牧場と言っても過言ではない。
 屋内外2つの坂路コース、1周800mの周回コースなど充実した設備を誇るノーザンファーム早来。育成・調教の専門牧場として直線1200mの坂路コースを備えるノーザンファーム空港牧場。さらにはノーザンファームイヤリング等、施設は広大かつ最新、日々弛まぬ進化を続けている。
 活躍馬をあげると切りがないが、ディープインパクト(牡馬3冠他)、キングカメハメハ(日本ダービー他)、ヴァーミリアン(ジャパンカップダート他)、カネヒキリ(ジャパンカップダート他)、シーザリオ(オークス他)、ジャングルポケット(日本ダービー他)、トゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯他)、ブエナビスタ(ジャパンカップ他)、ラインクラフト(桜花賞他)など。
 日本屈指の生産牧場で、育成施設、優秀な人材とどれをとっても日本のトップクラスです。その実力は疑う余地はありません。私もこれが魅力でキャロットクラブに入ったようなものですから。



 預託厩舎は友道康夫厩舎です。友道康夫(ともみち やすお)は1963年8月11日生まれの49歳。日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属する12年目の調教師である。

 小動物の獣医を目指し大阪府立大学の獣医学科に入学し、大学の馬術部に入部する。馬術部の活動の一環として競馬場へアルバイトへ行くことで競馬に携わるようになる。

 1989年5月にJRA競馬学校厩務員課程に入学し、9月より栗東・浅見国一厩舎所属の厩務員となり、11月からは調教助手となる。

 1996年からは栗東・松田国英厩舎所属となり、松田国英の勧めもあり調教師を目指すようになり、2001年に調教師免許を取得し、2002年、11月21日付けで厩舎を10馬房で開業する。開業時に旧新井仁厩舎所属だった5頭が転厩することになった。11月30日、初出走となった中京競馬場での第1レースは、ランドチャレンジが13着となる。12月1日に中京競馬場での第6レースで、インターマーベラスが勝利し延べ3戦目で初勝利を挙げる。

 その後は2003年、6月25日に園田競馬場で行われた円山川特別が地方競馬初出走となり1番人気のゼンノマングローブが2着、2005年には朝日チャレンジカップをワンモアチャッターが制し、重賞初勝利を挙げる。

 2007年、9月1日にJRA828戦目で通算100勝を達成すると、2008年5月4日、第137回天皇賞をアドマイヤジュピタで勝利し、厩舎開業以来初となるGT勝利を獲得した。

 2009年4月19日、管理馬のアンライバルドが第69回皐月賞に優勝し、クラシック競走制覇を果たした。


 2012年11月9日現在、JRA通算 258勝、勝率13.2パーセント、連対率23.3パーセント。GT2勝、重賞13勝(GT含む)。

 2011年度は35勝、勝率15.5パーセント、2012年はここまで32勝(重賞1勝)、勝率16.3パーセントといずれも生涯成績を上回り好調。非常に高い数字を残している。今まさに絶頂期と呼べる厩舎。


 GTや重賞などでシルバーコレクターの印象が強い。しかし、勝てないまでも好成績を残しており、仕上げのうまさを物語っている。

 騎乗依頼はオープンで活躍しているヴィルシーナやムスカテールなどは内田博幸騎手、他の有力馬には福永祐一が多く、ミルコ・デムーロ騎手やメンディザバル騎手など外国人騎手に依頼することも多い。その他では川須栄彦騎手、竹之下智昭騎手なども多い。

 私ほっさんは、今年のキャロットクラブサマーパーティーで師の姿や振る舞いを見て、素晴らしい方だな、是非1度ここの厩舎の馬を持ちたいなと思った。正直、それまでは名前は存じているも、あまり興味のある厩舎ではなかったですが・・・。

 最近は勝ち鞍も多く、何よりもヴィルシーナをはじめとしてGTの大舞台で勝てないまでも存在感を示している。世間的にも、今最も注目の厩舎の1つではないだろうか。



 馬体は、5月と遅い生まれで一番気になる馬体重が9月現在446キロと馬格があり、今後の成長が見込まれこれなら安心です。私の好きな筋肉の豊富な馬で、首は太く力強さを感じますし角度もやや高めながら良好です。背中のラインも走る馬の雰囲気です。ただ、飛節は小さく瞬発力は疑問で、繋ぎの角度も気になる部分があります。毛ヅヤもあまりよく見えず、内臓面や脚元の故障が多少心配です。



 総合評価3.03と非常に高く、2012年度キャロ募集馬全馬の中でもマンハッタンの11(3.20)、ポトリザリスの11(3.16)、チアズメッセージの11(3.05)に次いで4位と非常に高い数字です。
 母が不出走でどのくらいの力を秘めていたのかわからないので「D」評価ですが、仔出しの良さからは3勝馬程度の能力はあったと思われ、もっと数字は上がっていても不思議はない馬です。
 それ以外はすべてA以上の評価。どれをとっても素晴らしいといったところです。


 ということで、どこまで走るかわかりませんが、500万でもいいので芝の中距離でそこそこ(掲示板を脅かす程度)の成績をコンスタントに残してくれれば十分と思っています。兄のように重賞だという馬ではないでしょう。1000万クラスまで上がれば大成功です。


 期待してるゾ、ハルーワソングの11!!

●2012年11月12日現在はノーザンファーム空港牧場で育成中

 10月31日に更新されましたクラブ公式HPハルーワソングの11の近況報告によりますと、馬体重は469キロということで、9月段階で442キロし少し小さく懸念されていた馬体重は確実に増加し成長を感じさせます。この順調さが何よりですね。

 しかし、9月26日の近況報告ではここまでの成長曲線から想像するに、2歳戦からと言うよりはじっくりと進めていきたい1頭ですというコメントが出たりして、やはりロブロイ産駒らしく成長曲線が遅いようです。これは困るんですよねぇ。2歳の早期からデビューしてくれないと。

 また、募集カタログでは気性は素直ということでしたが、10月31日の近況ではややテンションが上がりやすいところがあると懸念していた部分がそのまま悪い方向に流れています。

 そして11月9日の写真ではピンクのシャドーロールを早々としています。おいおい、気の小さい恐がりな馬ぢゃないんでしょうねッ!!

 正直、現時点では、初の高額愛馬ローザグランデ以来の”ほっさん高額購入馬は走らないチャンチャン”になってしまいそうな気がします。

 大体、母が高齢でなどと懸念材料があるのに買っている辺りに問題があるのでしょうが。

 さあ、今月末は支払いです><。

これ以降は2013年2月24日に作成

●競走馬名がジェットブラックになりました

 2013年2月22日に発表されましたハルーワソングの11の競走馬名はジェットブラック(Jet Black(英語) 「漆黒」の意。本馬の毛色より連想になりました。

 毛色より連想ということですが、毛色は青毛だったりするんですけどね(笑)。しかしなんとなく強そうな名前ですし満足しています。あとは2月15日にいきなり頓挫した辺りデビューがいつになるのか心配ですね。3歳デビューはクラシックにも間に合わずに寂しいですからねぇ。

これ以降は2013年5月24日に作成

●POG本でのジェットブラックの評価

Gallop臨時増刊 丸ごとPOG 2013〜2014

 友道康夫調教師「馬格は今までで一番しっかりしている。距離は持ちそうだし、気性も問題ないよ」

 多数の良血馬が入厩する友道康夫厩舎にあって、チョイスされた9頭の中の4番目とかなり早い段階で登場しました。友道康夫先生としても期待が大きいことを窺わせます。楽しみですね。

ザッツPOG 2013〜2014

 11年ラジオNIKKEI賞勝ちフレールジャックの半弟。この兄弟の中では1番の好馬体。クラシック級。

 こちらはクラシック級と出てますねえ。信じていいのでしょうか。

これ以降は2013年7月1日に作成

●ここまでの近況をまとめると

2012月9月26日

 骨量・筋肉量豊富な馬体はいかにもゼンノロブロイ産駒といった風

 質感のよい柔らかい筋肉とクッション性抜群の各関節は、高打率を誇る母系の良さが表れた

 肝がすわっており、他馬の誘導役をこなせるほど

 2歳戦からと言うよりはじっくりと進めていきたい1頭

2012月10月31日

 調教でもダートに脚をとられることもなく力強い動き

 騎乗運動を開始してからも疲れを感じさせることはなく、カイバの量が減らない

 気性的にややテンションが上がりやすいところがある

2013月1月31日

 坂路コースでは良い動き

2013月2月15日

 左前球節部分に疲れが溜まったように見受けられるため頓挫

2013年5月31日

 左前球節部に一過性の疲れが出た

2013年6月14日

 再度、左前球節に疲れが出てしまった
 ということで、左前球節に疲れが溜まりやすく、なかなか先に進めません。デビューは早くても2歳冬辺りになりそうですね。なんとか2歳でデビューをして欲しいですが。

これ以降は2013年9月19日に作成

●9月19日に栗東トレセンに入厩

 以下は9月17日に更新されましたジェットブラックの近況報告です。


9/17  NF空港

周回ダートコースでダクとハロン24〜25秒のキャンター調整を行い、週2回は屋内坂路コースでハロン15〜16秒のキャンター2本を取り入れています。「先週同様に坂路で週2回はハロン15秒に近いところをしっかりと乗るようにしています。体調はいい意味で変わりありませんし、順調に進められていると思いますから、この調子で移動につなげていけるようにしていきます」(空港担当者)



 そして本日(19日)臨時に近況更新されました。


9/19  友道厩舎

19日に栗東トレセン・友道康夫厩舎へ入厩しました。「北海道で速めをびっしりと乗り込んでいた訳ではありませんが、体調自体は安定して進めることができていたようですし、そろそろ本州へ移動させて調整しようかと考えていました。一度しがらきを挟もうかとも思っていたのですが、ちょうど検疫を確保することができましたのでこのタイミングで入厩させています。先ほどもお話ししたようにこれからさらに乗り込んで行く必要はあるでしょうし、まず最初の関門であるゲート合格を目指して少しずつですね」(友道師)



なんでやねんッ!!


 北海道のノーザンファーム空港牧場から栗東トレセンは最低2日は必要です。19日に栗東トレセン入りをしようと思ったら、近況更新日の17日には空港牧場を出発していないと到着はあり得ません。

 だとすると、17日の近況報告はなんなんでしょう??あの近況コメントを出した直後に予定が変わって旅立ったとでも言うのでしょうか?

 少なくとも、昨日(18日)は天栄辺りに寄っているはずだし、なんの移動情報もないのはおかしいですね。Y社化してるんぢゃないのかな??


 勝ち上がり率もほぼ50パーセントですし、クラブの所属馬がどんどんと増えるのは素晴らしいことですが、しっかりと仕事をこなせる人数を確保してきっちりやらないと。愛馬ハルシュタットの移動も3日後の報告だったですしぃ〜。


 もっとも、キャロ募集馬ツアーに参加されたルクソール様から、この馬の早期の移動の可能性を教えていただいていたので、まだかまだかと麒麟並みに頸を長くして待っていたわけですから、ゲート試験だけとはいえ、少しでも早い移動は嬉しいですよ。

 ならば、17日の近況報告で、”本日出発し19日に栗東トレセンに入厩予定”と発表して我々保護者を安心させてくださいな。

特に、私は滅多に買わないコーガクバなんだから・・・。

ローザグランデ以来のコーガクバなんだから・・・。

良い思いをしたことがないコーガクバなんだから・・・。


 そんなこんなで、我が軍団で唯一競走馬登録をされていなかったジェットブラックが、近日JRA競走馬登録をされる段取りになってきました。

 まだまだ時間がかかりそうと思っていただけに、一歩進んだことは嬉しいですね。あとはまずはゲート試験まで確実に進んで欲しいですね。

これ以降は2013年10月2日に作成

●9月26日にJRA競走馬登録されました

 9月30日にJRA−HPで発表された2013年9月26日競走馬登録分153頭の中にジェットブラックの名前があり、JRA競走馬登録が完了しました。

 これで無事競走馬登録されましたから、詳細な追い切り情報や入厩放牧情報を知ることが出来ますし楽しみですね。

●半妹ハルーワソングの12も購入!!

 2013年のキャロットクラブ募集馬の中で、ハルーワソングの12は1口5万円と、この母の仔にしては随分とお買い得感があり(もちろん母の高齢を考慮してのものですが)、馬体などもしっかりとしていましたので、購入することになりました。最優先枠での購入も迷ったほどの馬でしたが、結局最優先枠はマルティンスタークの12に行き、ハルーワソングの12は一般枠での応募となりました。概ね42パーセント程度の当選確率と思われ、キャロコンピュータとの相性の悪い私としては落選確実かと思われましたが、なんとなんと当選!!

 ・・・ということで、ジェックブラックの半妹ハルーワソングの12も愛馬として加わることになりました。活躍している愛馬リッチダンサーの10、11姉妹のように、2頭共勝ち上がっていい走りを見せて欲しいですね。

これ以降は2013年10月17日に作成

●デビュー戦は11月3日 京都5Rを予定

 当サイトの常連様でありますべっぴん様に教えていただいたブログ報知の10月16日の記事によりますと、我らが愛馬ジェットブラックのデビュー戦は11月3日 京都5R 2歳新馬 芝1800m 混合に藤岡康太騎手で予定ということです。

 私は10月の残りの土日(19、20、26、27日)は全て仕事で、11月2、3日ならどちらでも京都競馬場に行けるので、この通りで出走なら、めちゃめちゃ嬉しいですね。

 その情報から遅れて17日にデイリー馬三郎にて、レースは同じものの、鞍上は福永祐一騎手を予定という記事が出ました。また、その日の夜のクラブ公式HPでは鞍上は未定のままですが、レース予定として11月3日の京都5Rというのがついに出ました。

 鞍上はともかく、11月3日に予定通り出走して欲しいですね。

これ以降は2013年10月30日に作成

●追い切り情報(10月30日更新)

9月29日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.5
3F 42.7
2F 27.4
1F 13.9
レッドアルゴ(2歳新馬)馬なりを0.6秒先行同入


10月4日 栗東E 良馬場 ゲート強め
ゲート
藤岡康太
13.0
15.5


10月6日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.2
3F 42.0
2F 27.3
1F 13.8
ポイントブランク(古馬500万下)馬なりを0.1秒追走同入


10月9日 栗東CW 良馬場 馬なり余力

藤岡康太
5F 74.7
4F 58.6
3F 43.2
1F 13.7[8]
ワールドインパクト(2歳新馬)末強めの外0.1秒先着


10月13日 栗東CW 良馬場 馬なり余力

助手
5F 73.6
4F 58.4
3F 44.3
1F 14.0[7]
レッドアルゴ(2歳新馬)の内を0.5秒追走3F併せ同入


10月17日 栗東ニューポリトラック 良馬場 一杯追い伸びる

藤岡康太
6F 81.8
5F 66.1
4F 51.2
3F 37.4
1F 11.4[8]
アドマイヤネアルコ(古馬1000万下)馬なりの内を0.6秒追走同入


10月23日 栗東CW 稍重馬場 一杯に追う

藤岡康太
6F 85.5
5F 69.0
4F 54.1
3F 39.8
1F 12.2[5]
レッドアルゴ(2歳新馬)一杯の内を0.6秒先行0.3秒先着


10月27日 栗東CW 重馬場 馬なり余力

助手
3F 44.8
1F 14.2[9]


10月30日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
藤岡康太
4F 56.1
3F 40.9
2F 26.3
1F 12.8
ポイントブランク(古馬500万下)一杯を0.5秒先行0.2秒遅れ
 9月29日、競走馬登録をされたので追い切り情報がわかるようになりました。9月29日に15−15強で追い切られています。まずはゲート試験に向けての調教が主になりますね。しっかりと合格して欲しいですね。その後はおそらくデビューまでは進めずに一旦放牧になるのでしょうね。調子が良ければそのままデビューというのもありそうですが・・・。

 10月4日、昨日の馬三郎から配信された極秘メール?によりますと、「ゲートが速い。弟のなかでは一番気性はいいですよ」と平間助手。なんて、期待させてしまうコメントがありましたが、本日のゲート試験の時計を見ているとそんなに速くは感じません。
 以下は10月4日に更新されましたクラブ公式HPジェットブラックの近況報告です。
4日はゲート試験を受け、無事合格しました。「ここまで順調にゲート練習を進めてきましたので、今朝練習に乗ってもらっている藤岡康太を乗せて試験を受けました。枠入り、駐立ともに問題なく、スタートもスムーズで無事に合格することができました。馬も特に傷みはないようですし、このまま疲れが出ないようならデビューに向けて進めていく予定です」(友道師)
 ということで、時計はたいしたことはありませんが、無事ゲート試験に合格したということです。
 更に嬉しいことは、当初は成長も遅く、ゲート試験までで放牧の予定でしたが、特に傷みもないということでデビューまで進めて行く意向だということ。少しでも早くデビューができるということは、成長が遅いながらもボチボチできているということです。是非とも新馬戦は見に行きたいなぁ〜。
 あとは追い切りでどれだけの動きを見せてくれるかですね。楽しみです。

 10月6日、デビューに向けて追い切りをかけられています。キャロットクラブの先輩僚馬ポイントブランクに胸を借りて15−15強で追い切られました。ここまでは順調ですね。あとは疲れなど出ずに無事にデビューまで漕ぎ着けたいですね。

 10月9日、シルクで超人気だったワールドインパクトと併せられ、外ながら先着しました。まだまだそんなに速い時計ではありませんが、有力馬相手に楽な手応えで先着とここまではいい感じですね。これからどれだけ時計を詰められるかですね。

 10月13日、コースで長めに追われるとまだ息が持たないようですね。デビューまではまだまだかかりそうです。

 10月17日、ニューポリトラックで追い切られました。格上馬(古馬1000万)に胸を借りて追い切られましたが、全体の時計がまずまずで馬場の8分どころを通っての上がりが11秒4は優秀ですね。デビュー2週前の2歳馬としては文句のない動きで、欲が出てきています(笑)。ここまでは長めに追うと終いの脚が上がっていましたが、軽いポリトラックとはいえ、11秒台前半の上がりは能力を感じます。これなら軽い馬場なら(我が軍団はエスポ以外は常にこの文言がつきます(T_T))かなりやれそうですね。
 案外、新馬戦では人気になっちゃうかもです(ニヤニヤ)。

 10月23日、ウッドチップで一杯に追い切られました。テンにゆったり入ったということで全体の時計はかかっていますが、終いの12.2秒は秀逸です。期待しちゃいますねぇ(笑)。競馬ブックでも”脚取り確か”と高評価をいただいております。
 以下は本日(10月23日)に更新されましたクラブ公式HPジェットブラックの近況報告です。
「今朝はCWコースで併せて追い切りました。先週あたりはまだフワフワしていて幼い感じがしていたのですが、今朝はすばらしい動きでした。前半はゆったり入ったので全体の時計は85秒台ですが、ラストは12秒0。楽に先着していましたし、乗っていたジョッキーも満足そうでした。乗りながら力もついてきたのでしょうね。ここまでは順調に仕上がってきていますし、来週のひと追いできっちり仕上がりそうです。今からレースが楽しみですね」(平間助手)11月3日の京都競馬(2歳新馬・芝1800m)に藤岡康騎手で出走を予定しています。
 ということで、助手さんも”すばらしい動き”と高い評価をしていただいております。そして鞍上も正式に発表になりました。デイリー馬三郎情報だと福永祐一騎手ということでしたが、どうやらそれは間違いのようで、日々調教をつけていただいている藤岡康太騎手のようです。現在、最もジェットブラックを知る騎手ですから申し分ないですね。いきなりから結果を出して欲しいですね。

 10月27日、コースで短めの15−15を乗られています。おそらく水曜日か木曜日に最終追い切りをかけられるでしょう。最後にどのくらい動けるのか注目です。

 10月30日、最終追い切りだと思うのですが、やけに軽いですねぇ。
 以下は本日(10月30日)に更新されましたクラブ公式HPジェットブラックの近況報告です。
「今朝はポイントブランクと併せて追い切りました。こちらが先行して最後は同入という内容でしたが、終始余裕のある動きで良かったと思いますよ。もう少し力強さが出てくればなおいいかなと思いますが、この時期の2歳としては悪くありませんし、初戦からどのような走りを見せてくれるか期待しています。キャロットさんの2歳馬が好調のようですし、この馬もその波に乗れるようにレースまで少しでもいい状態にしておきたいですね」(友道師)11月3日の京都競馬(2歳新馬・芝1800m)に藤岡康騎手で出走を予定しています。
 ということで、なんだか追い切りの動きも友道康夫先生のコメントも歯切れが悪くイマイチに感じますね。これが最終追い切りだったのなら、私の追い切り評価は「B+」です。17日の追い切りの動きだけなら「A−」ですが、その後の過程を見ていると、そこまでいい動きとは思えません。一体、どのくらい走れるのでしょうか。新馬戦は走って見ないとわかりませんが、そんなに強気にはなれません。

●気になる出馬想定表(11月3日 京都5R)

出馬想定表 11月3日 京都5R 2歳新馬 芝1800m 混合 フルゲート18頭 想定数14頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アクトナチュラリー 四位洋文
アスターノワール 川須栄彦
アドマイヤデウス 和田竜二
アルティメイタム バルザローナ
ウォーターブギウギ 武幸四郎
ジェットブラック 藤岡康太 B+
テイエムイチリュウ 国分優作
ティーエスキング
デビル 福永祐一
ベストガーディアン
ポメグラネイト 岩田康誠
マルシゲダイハード 幸英明
ルヴァンカー 内田博幸
ワイルドバローズ 松山弘平

フルゲート18頭のところに現在14頭出馬想定されています。

これ以降は2013年11月1日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 11月3日 京都5R 2歳新馬 芝1800m 混合 出走数16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アクトナチュラリー 四位洋文
アスターノワール 川須栄彦
アドマイヤデウス 和田竜二
アルティメイタム バルザローナ
ウォーターブギウギ 武幸四郎
サルターレ 浜中俊
ジェットブラック 藤岡康太 B+
ジョウノムサシ ミルコ・デムーロ
テイエムイチリュウ 国分優作
ティーエスキング 太宰啓介
デビル 福永祐一
ベストガーディアン 北村友一
ポメグラネイト 岩田康誠
マルシゲダイハード 幸英明
ルヴァンカー 内田博幸
ワイルドバローズ 松山弘平

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

 あの有力騎手がいないと思っていたら、想定外から来ました(>_<)。いなけりゃ楽なのに・・・。

●京都芝1800mコース解説

 スタート地点は2コーナー奥のポケット。
 向正面の直線を目一杯使って行われる特殊なコースで、3コーナーまでの距離は約900mもある。
 新潟芝外回りコースの形態に近く、前半のペースは比較的ゆったり進む。先行馬が揃うと縦長の隊列になりやすい。
 コーナーが2つでホームストレッチの直線も長いので、当然時計が出やすい。ローカル競馬場の芝1800mとは、まったく別の適性が求められる。ロングスパートの適応力が必要で、1800m以上こなせるスタミナが欲しい。きさらぎ賞は、皐月賞や日本ダービーに直結する重要なレースとなっている。
 枠順の有利・不利はない。
 脚質的には、先行〜差しの好走が最も多い。しかし、3〜4コーナーの下り坂を上手にこなし、終いに切れる脚が使えるかが最大のポイント。追い込み馬もかなり活躍できる。
 逃げ馬は前半ペースを落としたいが、溜め逃げすると結局瞬発力勝負になってしまうので、思い切って後続を離した方がペースを幻惑でき、チャンスが出てくる。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 先行〜差し
ポイント ロングスパートの適応力
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、ブライアンズタイム、トニービン
連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、安藤勝己、岩田康誠、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分49秒9 1分49秒7
2歳未勝利 1分49秒2 1分49秒5 1分49秒0 1分51秒4
2歳500万 1分48秒8
2歳オープン 1分48秒0 1分49秒1
3歳新馬 1分50秒6 1分49秒9 1分52秒2
3歳未勝利 1分48秒9 1分48秒1 1分50秒3 1分52秒1
3歳500万 1分48秒2 1分50秒1
古馬500万 1分47秒4 1分48秒6
古馬1000万 1分47秒5 1分48秒8 1分49秒9 1分50秒3
古馬1600万 1分46秒9 1分48秒2 1分49秒0 1分48秒6
古馬オープン 1分46秒9 1分48秒2 1分48秒9 1分49秒1

●騎手は藤岡康太騎手 ほっさん評価「B−」

 今回の愛馬ジェットブラックの鞍上はトレセン入りからずっとジェットブラックを任されている藤岡康太騎手です。本当にゲート試験も含めてかなりの頻度で乗ってくださっていますし、もう手の内に入っているでしょうから楽しみですね。

 藤岡康太騎手は同じ厩舎で重賞ウィナーの偉大な兄フレールジャックの最後のレースの鞍上でした。レース後、安楽死処分が取られたフレールジャックに涙をされていたということが会報に掲載されていました。思い入れの強い血統でしょうし、兄の分までこの馬で活躍して欲しいですね。


 私ほっさん愛馬への騎乗は実に今回が10回目となります。前回は1番人気のプリュムに騎乗し11着と大敗でしたが、これは馬の方に問題があり、騎乗云々ではありませんでした。それどころか過去5番人気のステップシチーを2着に持ってきていただいたり、9番人気のチャーミングシチーを2着に持ってきていただいたりと、私が愛馬が走ると思った時にはきちんと結果を残してくれる頼もしい騎手です。


 2013年10月31日現在、JRA通算224勝、GT1勝(2009年 NHKマイルカップ ジョーカプチーノ)、重賞8勝。勝率6.3パーセント、連対率12.9パーセントと若干低いが、少しずつその数字は上昇している。

 昨年(2012年)は31勝。勝率8.1パーセント、連対率14.3パーセントと生涯成績を大きく上回る活躍。本年(2013年)もここまで38勝、勝率7.7パーセント、連対率14.9パーセントと通算成績よりも高い水準を維持している。

 特に2011年1月のジョーカプチーノでのシルクロードステークス GVが印象的で、圧倒的1番人気に支持された逃げ馬である同馬が逃げ切れずに後方になったがジタバタせずに腹を括って直線勝負に賭け、32秒6の素晴らしい末脚を繰り出して圧勝。こういった思い切った騎乗も大変評価できる。


 藤岡 康太(ふじおか こうた)は1988年12月19日生まれ24歳、日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している7年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持したが、障害免許は一度も騎乗することなく返上している。現在はフリー。

 父は栗東所属の調教師の藤岡健一、兄の藤岡佑介もJRA所属の騎手。趣味は音楽鑑賞。座右の銘は「向上心」。

 2004年、4月にJRA競馬学校騎手課程23期生として入学。同期には浜中俊、宮崎北斗、丸田恭介らがいる。

 2007年、2月に競馬学校を卒業し騎手免許取得。卒業式後の祝賀会では「元気いっぱいで賞」を受賞。

 3月3日の中京第1競走でヤマニンプロローグに騎乗して勝利し、史上42人目のJRA初騎乗初勝利を挙げた。同馬は、かつて兄の佑介が騎乗していたが2着が最高だった。また、この日の騎乗回数8回は1996年の福永祐一、1997年の武幸四郎と並ぶデビュー日最多騎乗回数タイ記録となっている。

 11月25日に中京第9競走のレース中に最後の直線走路で急に内側に斜行し他馬の走行を妨害したために1位入線から7着に降着となり12月1日から9日までの開催日4日間、騎手免許取得以来初の騎乗停止となった。

 初年度は24勝で同期の中では最も勝ち鞍を挙げている(2位は浜中俊の20勝)。

 2008年、4月27日福島第3競走でゴールデンストームに騎乗しレース中の2周目4コーナーで前の馬に触れて馬が転倒して落馬した。その後の診察の結果、右鎖骨骨折、右肩挫傷、右肘挫傷、左肋骨挫傷、腹部挫傷と診断され、騎手免許取得以来初の落馬骨折を経験した。しかし、年間37勝を挙げた。

 2009年、ファルコンステークスをジョーカプチーノに騎乗して制し、重賞競走初勝利を挙げた。さらに同馬で5月10日のNHKマイルカップを制し、GT競走初勝利を挙げた(10番人気)。20歳4か月22日でのGT勝利はグレード制導入後では10番目のスピード記録。なお、兄・佑介よりも早いGT制覇となった。

 8月8日、オーストラリアのフレミントン競馬場にて行われた「アジアヤングガンズチャレンジ」に日本代表として出場し、35ポイントを獲得して優勝した。

 2010年、2月7日の中京第9競走でJRA通算100勝を達成。

 3月26日の早朝に胸の痛みを訴え、救急車で病院に搬送される。肺気腫(後の報道では自然気胸)と診断され、この週の騎乗予定をすべて取り止めて以後休養に入り、3月31日に手術。4月10日にいったん復帰したが、4月21日に再手術することになり、4月11日以降、再び休養に入る。5月25日から調教に参加し、6月5日に復帰した。復帰後の6月にマーメイドS GVを勝っている。

 2011年9月18日に持病の自然気胸が再発したため騎乗を取り止め、10月23日から11月29日まで治療のため静養していた。

 2013年2月27日フリーに転身。5月18日、新潟12R五泉特別をノーブリーで制し、JRA通算200勝を達成した。



「センスや技術はひと息。レースの流れにうまく乗れないケースが目立ち、追いは腕を前に投げる感じで馬に力が伝わっていない。考えて騎乗しているので時にハマる。折り合いをつけようと丁寧に乗っている点はポイントが高く、レース展開を読んでソツなく適度なポジションにつけてくる。揉まれてタイトな競馬になると弱くて、内をこじ開ける勝ち方はあまり見られない。2011年はジョーカプチーノとシルクフォーチュンで追い込んで重賞を勝った。1番人気馬では通算で[41・31・20・60]の連対率.474。2010年8月29日の阿蘇S(小倉)では力のあるインパルコの鞍が回ってきた。単勝170円の支持を受けながらズブい同馬を動かし切れずに3着に敗れている。単勝高配当は10700円と10030円がある。父である藤岡健一厩舎では兄の佑介と半々で任されていて、他は所属の宮徹厩舎。全キャリア゛て2着と3着が多い。記者の取材に丁寧に答えてくれるのでコメントの信頼性は高い。」(2012年上半期・佐藤祐樹元地方競馬騎手)

 ほっさん愛馬での成績 (9戦0勝)

 
 2007年 3月11日 ダンシングシチー 3歳未勝利 中京芝1800m  15着/13番人気
 2007年10月14日 ステップシチー 500万下   京都芝2400m   2着/5番人気
 2008年 7月26日 グレイスシチー 3歳未勝利 小倉ダート1000m  9着/4番人気
 2008年 8月16日 グレイスシチー 3歳未勝利 小倉ダート1000m  6着/7番人気
 2010年 3月14日 チャーミングシチー 500万下 中京ダート1700m 2着/9番人気
 2011年 3月 6日 クリンゲルベルガー 500万下 小倉ダート1000m 7着/10番人気
 2012年 2月18日 マデイラ        500万下 京都芝1600m   12着/6番人気
 2012年 5月27日 フランベルジェ   3歳500万下 京都芝1600m  12着/11番人気
 2013年 7月28日 プリュム      500万下   小倉ダ1700m   11着/
1番人気


愛馬チャーミングシチーと藤岡康太騎手。2010年3月14日。9番人気2着。

これ以降は2013年11月2日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「アクトナチュラリーは十分に乗り込まれ、先週、今週と水準以上の時計。普段のキャンターから身のこなしが良く、素質を感じる。ジェットブラックは今週こそ馬なりにとどめられたが、追われて味。アルティメイタムも有力。」


短評は「高配含み」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
ジョウノムサシ △△
ルヴァンカー
サルターレ
ポメグラネイト
アクトナチュラリー △△
ベストガーディアン
デビル
アルティメイタム
ジェットブラック △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
アクトナチュラリー 4.9
ジェットブラック 6.2
デビル 6.6
ジョウノムサシ 7.1
アルティメイタム 7.8
ベストガーディアン 8.3
ルヴァンカー 11.4
サルターレ 13.4
ポメグラネイト 14.5
以下15倍以上省略

デイリー馬三郎

 本紙の見解

「陣営が強気な×だが、坂路で動けていない点と牝馬の千八でのデビューが気掛かり。コース+坂路で丹念に乗り込まれ、スカッとした馬体に仕上がった◎ルヴァンカーから入るのが得策。坂路で好調教の○ジョウノムサシが相手。〈吉田〉」

◎ ルヴァンカー
○ ジョウノムサシ
▲ アルティメイタム
× アクトナチュラリー
☆ デビル
△ サルターレ
△ アドマイヤデウス
△ ジェットブラック


8番手評価かいッ!!(怒)

ジェットブラックは全13記者中 ◎(本命)印 2記者、▲(3番手) 1記者、×(4番手評価) 1記者、☆(5番手評価) 2記者、△(6番手評価) 2記者、無印5記者

●各陣営のコメント

ジェットブラック

 「先々週ぐらいから動きが変わってきた。新馬としては水準以上にあります。」(平間助手・デイリー馬三郎)

 「折り合いは大丈夫。動きはしっかりしていますし、血統面からも楽しみです。」(友道康夫調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 正直訳が分かりません。ジェットブラックが強いのかどうなのか。追い切りの動きは全体的にまずまずで本数も十分ですが、最終追い切りが軽く、かつ動きもイマイチで、なぜ目一杯に追い切れないのか。

 一方、他馬も同等ぐらいの動きの馬ばかりで互角に感じます。ですから、勝てるのか、掲示板くらいには載れるのか、さっぱりなのか、本当に走って見ないとわからないですね。

 我がキャロットクラブ愛馬第1号のシャンスイの子ルヴァンカーが同じレースに登場しますが、これも走るのかどうかさっぱりわかりません。金額的にもジェットブラックの方が高額ですし、負けたくないですが、これも互角に感じます。

 新馬戦はフロアクラフトやバウンスシャッセ、エスポワールシチーのように事前に自信があるときもあるのですが、今回は正直自信はありません。この頭数で馬券圏内なら万歳です。友道康夫先生のコメントも”まだこれからの馬”っぽいコメントですもんね。

●当日は口取りの権利を持って現地観戦予定

 当日は本来仕事の日でしたが、妻が研修で子どもの面倒を見なければいけないために、かなり早い段階で有給休暇を出しておりましたので、もちろん愛馬が京都競馬場に出てくるのなら行くに決まっています。

 ましてや、我が軍団鬼門の期待の高額牡馬。その馬体や走りが気にならないわけがありません。・・・ということで、口取りの権利に応募(10/20の確率の抽選に見事当選!!)して現地観戦いたします。

 我が記念すべきキャロットクラブ第1号愛馬シャンスイの初仔であるルヴァンカー(父ステイゴールドで即満口)も同じレースでデビューしますし、その走りも注目です。私はルヴァンカーは1口6万円と母の競走成績からして高すぎると思ったので買いませんでしたが、シャンスイが走る馬を出す良き母なら母馬優先権がありますし、次年度からシャンスイっ子の購入を有利に進めていく予定です(笑)。


 同日7Rにはこれまた期待のフロアクラフトが登場。北海道での2戦は洋芝やデコボコ馬場が合わずに大敗しましたが、オープンのスイートピーS2着、GTのオークス5着があるように、中央の軽い馬場で良馬場ならかなり走る馬です。追い切りの動きも絶品で、相手は強いですが、勝ち負けできる馬だと確信しております。これも口取りの権利を獲って行こうと思っております。


 どちらも、夜に写真多数付の現地観戦レポートをアップする予定ですが、次の4日はエスポワールシチーのJBCスプリントの応援に金沢競馬場に日帰り弾丸ツアーを敢行する予定で、朝が早い為、どこまでできるかわかりません。いつものように期待せずお待ちください。いい結果をご報告出来ると良いですね。

これ以降は2013年11月14日に作成

●パドック

  当日は1日雨予報でしたが、愛馬ジェットブラックとフロアクラフトの応援に京都競馬場に行ってきました。どちらも10/20という確率の口取りにラッキーにも当選。スーツを着ての応援となりました。

 写真は全て撮影順です。パドックでは特に雨が降っており、その中での撮影でした。



我が高額馬ジェットブラックはなんとなんと出走43分前に1番人気。ただ、4.3倍と怪しげな1番人気ですが・・・汗。



おおっ、出てきた!!久々に挑戦の高額愛馬!!



馬体には迫力があり、表情やメンコも強そうな感じです。



いい顔をしています。走りそうな馬だなと思いました。



とまーれーのあと。脚元も良いですね。菅も枯れており繋ぎの角度もちょうど良いです。



今節から騎乗の日本初登場のミカエル・バルザローナ騎手。このレースで日本初勝利を飾ります。・・・ということはジャットブラックは・・・。



調教からずっとジェットブラックを任されてきた藤岡康太騎手。



ここの厩舎はファンサービスの為に同じタイミングで瞬きをしてくれます。



ほら、この通り。連射撮影は要注意です(笑)。



気性は兄弟たちよりも大人しかったはずですが、二人引きなんですよねぇ。



我が記念すべきキャロットクラブ第1号愛馬シャンスイの子ルヴァンカーと内田博幸騎手。



結果的に1番人気になるアクトナチュラリーと四位洋文騎手(5着)。



さあ、頼むぞ!!

●本馬場入場


ウチパクさんとルヴァンカー。ウチパクさんに、「またお前かぁ〜」と思われているの図。



愛馬シャンスイもウチパクさん騎乗で既走馬に混じっての未勝利戦デビューでしたが、見事に優勝。私はキャロ入会第1号でいきなり優勝し、ノーザンファーム育成馬の凄さをまざまざと見せつけられました。そのシャンスイの第1子がこのルヴァンカー。ステイゴールド産駒ということで、1口6万円と高価。すぐに売り切れてしまいました。私は母馬優先権を持っているのですが、とても高く感じて買いませんでした。もちろん、この子が走るのなら、来年からは母馬優先権を使いまくりです(笑)。



パドックでは我が2番人気のジェットブラックと共に、周囲から良く見えないなぁと言われていた1番人気のアクトナチュラリー。皆さん、素晴らしい相馬です(T_T)。



おいおい、馬場入場まで二人引き。本当に気性が大人しい馬なのかよ〜と現地で落胆しました。ただ、丁寧な厩舎であることはわかりますし、そこは嬉しいですね。



ようやく、助手さんたちの手を離れて返し馬に。良い感じでしたよ。ただ、元々2歳戦からと言わずにじっくりと育てて行きたいと言われていた馬で、全体的に緩い感じはしました。



大外枠というのはいつでも嫌ですよね。今節好走するフロアクラフトも内枠。次節勝ち上がるオフェーリアシチーも内枠です。

●レース 

 ジェットブラックは比較的良いスタートで6番手の外の絶好位につけます。この位置なら正直勝ったと思いました。この先行力は後々に大きな武器になりますので、まずは一安心です。下手をすれば最後方追走、そのままなんて馬もいますからねぇ。


スタート直後。ジェットブラックとルヴァンカーのキャロ馬2頭の貴重な?写真。



何せ雨でこんな感じです。



ジェットブラックは大外前から7番目のポジション。先頭を射程圏内に入れていい位置だと思いました。

 直線に向くまで良い手応えで前も空いており、さあここから伸びて優勝だ!!と思ったのですが、手応えの割に追われてからほとんど伸びず(T_T)、更に外から来たアドマイヤゼウスの方が完全に脚色が良く、あっさりと交わされて少なくとも口取りの権利はここで消えました。

 結局最後までバテてはいないもののジリ脚で6着入線。掲示板に載ることもできませんでした。


勝ったのはミカエル・バルザローナ騎乗のアルティメイタム。ジェットブラックはまだいません。



ここでようやくジェットブラック登場(16番)。勝ち馬からはそんなに大きくは離されていません。しかし、5着馬からはそれなりに差があり、掲示板は遠かったです。



おおっと、ジェットブラックのすぐ後ろには大量の馬(3番のルヴァンカーを含む)がッ!!一歩間違えれば11着ぐらいになっていました(汗)。6着でも良かったと思うべきですね。

●時計の評価

 今回のジェットブラックの走破時計1分51秒1良馬場でした。勝ち馬の時計は1分50秒5でした。競馬ブックの推定タイムは1分49秒7良馬場でしたから、雨が降っていましたし、多少滑って時計がかかったものと思われますが、勝ち馬を持ってしても平凡な時計。そこから0秒6も離されているわけで、現状では力不足ということを露呈した結果となりました。

 ただ、何度も書きますが、晩生のゼンノロブロイ産駒ですし、当初から2歳戦と言うよりはジックリと仕上げて行きたいと言われていた馬です。逆に2歳の11か月でここまで走れたということを私は評価したいと思います。まだまだ成長の余地を残している馬ですし、これからですよ。兄のマーティンポロも勝ち上がったのは3歳の8月でしたが、すでに3勝ですからね。これからこれから。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ジェットブラック(6着)

 「好位からと思っていましたが、スッといい位置に取りつくことができました。ただ、まだ追ってからがピリッとしなかったですね。いいキャンターをする馬ですから、その点は使いつつ良くなってくるはずですよ。これからが楽しみです。」(藤岡康太騎手・競馬ブック)

 「思ったより落ち着いていたので、スタートからジワッと動いて好位を取りに行きました。出して行ってもすぐに収まりましたし、折り合いは問題ありませんでした。追ってから動ききれない感じではありましたが、反応して伸びようとしてくれているので、次はもっと脚を使えるでしょう。ちょっと寄られてバランスを崩した場面もありましたし、外枠から外を回らざるを得なかったこともありますから、そのあたりを考慮すれば悪くない内容だったと思います」(藤岡康太騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「先週の競馬は、いい結果を出せず申し訳ありませんでした。直線追ってからの伸びがもうひとつだったのは案外でしたが、このあたりはまだ体を使い切れていないだけでしょうし、反応も徐々に良くなってきてくれると思います。レース後はちょっとソエが出かかってきていることもあるので、無理をさせず一度放牧に出すことにします」(友道康夫調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

ジェットブラック(6着)

 「返し馬までメンコ。好位の外。勝負どころで手応え良く前との差を詰めて直線を迎えられたのだが、そこからがジリッぽかった。大外の分の距離損があったにしても、ちょっと物足りない。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 1着馬の本賞金が700万円。6着ですから出走奨励金がその6パーセント420000円。特別出走手当が383000円。合計803000円。1口で割りますと1600円程度になると思われます。

 すぐ後ろにたくさんの馬が来ていましたから、6着とそれなりの出走奨励金を貰えたことは喜びたいですね。ただ、レース内容としては当分勝ち負けには絡めそうにはない気がします。次走は掲示板をなんとか確保して欲しいですね。

●今後の展望

 抜群の手応えで外に持ち出されていながら、あの程度の伸びと言うのは、正直がっかりです。競馬ブックでも”物足りない”と書かれています。期待の大きな良血馬なので特にそう思うのですが、元々このジェットブラックは2歳戦からというよりもジックリと進めて行きたいと言われていた馬ですし、晩生のゼンノロブロイ産駒ですから、少し早くデビューさせたと言うのが本音で、3歳春頃にどうかというところでしょう。当分勝ち負け出来そうにないですし、慌てません。

 兄のマーティンポロも勝ち上がりに苦労して3歳8月にようやく1勝目。そこからは更に2つ勝って現在3勝目です。母の高齢と共に産駒の仕上がりが遅くなっているのではないでしょうか。もちろん、能力的なものも少しずつ伝達できなくなって来ているとは思いますが。

 なので、私は出走前に危機感を持っていましたし、この時期で6着ならどちらかと言えばホッとした方です。

●最後に

 金額が金額ですし、6着ではダメなんでしょうが、私はこの馬でクラシックを狙っているわけでもありませんし、兄のマーティンポロのようにコツコツと2、3勝してくれれば良いと考えていますから、緒戦としてはあの手応えであの伸びかいッと言ったガッカリ感もそりゃありますが、先行力や素晴らしい馬体など良いところも多く見られたので満足です。

 これが前高額馬のローザグランデのように3歳5月デビューでこの走りだったら、かなりの失望感もありますが、まだ2歳の11月です。これからいろいろと試せますし、成長もしてくれるでしょう。それに6着ですが、16頭立ての6着です。9頭立ての6着などではなくこのクラスで能力上位であることは間違いありません。

 この2つ前の3Rで、私が今世代の中で一番馬体が良く見えた、購入候補の筆頭だったロザリンドがデビュー。単勝1.4倍と圧倒的な支持を集めましたが、11着に敗れました。今後巻き返してくると思いますが、これよりは我々馬主の心身的ダメージも少ないですし、あれほどの馬でも上手く行かないのが競馬です。

 この一戦でくよくよせずに良いところを見て前に進みたいと思います。少なくとも未勝利戦は勝ち上がれると今回の走りを見て私は確信しました。まずはそこを目標に頑張って欲しいですね。

 次も日が合えば当然現地で口取りの権利を持って参戦したいと思います。今回はたまたま私が休日の時に出走してくれて本当に有り難かったです。

 結果的に、この次の7Rで愛馬フロアクラフトが優勝!!口取りに納ることが出来ました。そして翌日金沢でエスポワールシチーがJBCスプリントに優勝!!これも口取りに納ることが出来、言うことない週末となりました。

 更に次の週には2歳牝馬のオフェーリアシチーが優勝し愛馬出走機会3連勝!!2歳愛馬4頭の内、バウンスシャッセとオフェーリアシチーが勝ち上がり、残るはこのジェットブラックとまだデビューしていないラフェドフルールのみとなりました。どちらも自信のある馬ですし勝ち上がって、昨年同様勝ち上がり率100パーセントになって欲しいですね。

 時間は十分にある。頼むぞジェットブラック!!次は今回以上の走りを見せてくれッ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2012年11月13日立ち上げ 2013年2月24日、5月24日、7月1日、9月19日、10月3日、4日、6日、9日、13日、17日、23日、28日、30日、11月1日、2日、14日加筆

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る